いわきFC、脱炭素推進 都内のソフトウエア企業と連携
2025/06/11 10:45
サッカーJ2のいわきFCを運営するいわきスポーツクラブ(いわきSC)は10日、二酸化炭素排出量を計測するソフトウエアを手がけるZevero(ゼベロ、東京都)と連携し、脱炭素に向けた取り組みを始めると発表した。
ゼベロは人工知能(AI)を活用した炭素会計ツールの提供を通して炭素排出量の可視化や削減に向けた取り組みを支援しており、欧州などでも事業を展開している。いわきSCはゼベロの協力の下、いわきFCパーク(いわき市)などの炭素排出量を把握し、脱炭素に取り組む。具体的な取り組みは今後、検討していくとし、サポーターやパートナー企業を巻き込んだ活動の展開も見据えているという。
いわきSCの大倉智社長は「いわきFCが地域社会の先頭に立ち、地域に根差した形で地域の皆さまと共に環境への意識を高めていきたい」、ゼベロの谷内樹生代表取締役は「国内外の経験を生かし、いわきFCの取り組みがJリーグ、スポーツ界のモデルケースとなるよう貢献する」とコメントした。