古里の只見町は国内有数の豪雪地帯だ。それでも雪を苦に思ったことはない。 自宅から小学校まで歩いて約15分。友達と雪の中をかくれんぼしながら帰った。近所の人に「屋根からの落雪が危ない」と怒られたこともあった。吹雪で前が見えないときは「過ぎ去るまで待つ」という習慣が身に付いていた。家に帰ると1人で玄関先の雪を片付けるのが日課で、鉄製のスノーダンプを使って重かった。帰宅した両親から「よくやった」と...
この記事は会員専用記事です
残り632文字(全文832文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。