いわきFC「新スタジアム」寄付受け付け いわき市、企業版ふるさと納税制度活用
2025/07/16 08:55
サッカーJ2のいわきFCの新スタジアム構想について、いわき市は15日、スタジアム整備に充てるため、企業版ふるさと納税制度を活用した寄付の受け付けを始めた。同制度を活用して建設費の一部を賄った愛媛県今治市の実績に基づき、5億円程度を目指す。
いわきFCを運営するいわきスポーツクラブ(SC)は、同市の小名浜港を候補地とする新たなホームスタジアムの整備計画をJリーグへ提出している。市は、新スタジアムの整備がまちづくりや交流人口拡大など、地方創生のモデルになる可能性があると判断、同市とつながりがある企業に寄付を呼びかけていく。
同SCの意向で、浄財の一部は次世代を担う子どものために活用するという。市創生推進課は「いわきSCの思いを伝え、賛同いただける方からの寄付を募っていきたい」とした。市は、個人からのふるさと納税の受け入れに向けた検討も進めている。