鏡石町の町議2人が昨年8月、町内で開かれた盆踊りに「花代」として個人名で現金を納めていたことが3日、関係者への取材で分かった。町選管によると、選挙区内の人への寄付を禁止している公選法に抵触する恐れがあるという。
関係者によると、町議の1人は昨年と今年に開催された盆踊りで、事務局に1万円を納めた。昨年は家族、今年は本人が持参したが、既に事務局から全額返還されているという。
別の町議は昨年夏、事務局に数千円を納めたが、未返金という。両議員は福島民友新聞社の取材に「公選法への認識が甘かった。反省している」と釈明した。町選管は、町議の行為が事実であれば、返金されたとしても公選法違反に当たる可能性があるとしている。