期間限定の飲食店「インスピレーション⇔キッチン2025」は3日、南相馬市小高区の醸造所haccoba(ハッコウバ)で始まった。醸造所のオフシーズンを活用し、27日までの期間中、計3人のシェフが自慢の料理を振る舞う。
南相馬市で地域活性化に取り組む「wind&soil」が昨年に続き企画した。3~13日(5、8の両日を除く)は山形県で飲食店「メシとカシ りば亭」を営む堀優歌さんが各国の料理をテーマにした「多国籍丼」を日替わりで振る舞う。3日はラオス料理や地元の野菜などを使った逸品を提供した。堀さんは「小高のおいしい野菜を使っており、自由な食べ方で味わってほしい」と話した。
このほか、パティシエの秋山乃里子さんは16~20日と23~27日に、本県食材とフランス料理の技法を組み合わせたワンプレートとデザートを提供する。
市起業型地域おこし協力隊の橋本恭佑さんは14、21の両日、ベルリン風ハンバーガーを振る舞う。
堀さんと橋本さんはランチ(午前11時半~午後2時)のみ。秋山さんはランチのほか、19、20、26、27日には予約制のディナーも営業する予定。