東京都で13日に開幕する世界陸上に出場するウクライナとリトアニアの両選手団は9日、白河市の市総合運動公園陸上競技場で事前合宿を一般公開し、本番に向けて最終調整した。
選手団は3日から栃木県那須塩原市に宿泊。近くに本格的な陸上競技場がないため、白河市や栃木県大田原市の陸上競技場で練習している。
いずれも世界記録を持つ女子走り高跳びのヤロスラワ・マフチフ選手(ウクライナ)や、男子円盤投げのミコラス・アレクナ選手(リトアニア)ら選手とコーチ約40人が参加した。助走の入り出しやフォームの確認など、リラックスした様子で練習に取り組んでいた。
ウクライナ選手団のコーチを務めるアレクシ・カシヤノフ団長は「選手たちの調子は良い。国のため、平和のためにメダルを取りたい」と話した。