10月31日で任期満了となる郡山商工会議所の滝田康雄会頭(81)=3期、東北アルフレッサ最高顧問=は12日、郡山市で開かれた常議員会で退任する意向を明らかにした。後任には今泉守顕副会頭(73)=郡山第一ビル社長=が浮上している。
滝田氏はこの日の常議員会を欠席。福内浩明専務理事があいさつを代読し「地域経済のさらなる発展のために、柔軟な発想と新たな視点を持つ方にその重責を担っていただくべきとの思いに至った」と不出馬の意向を伝えた。
今泉氏は2013年から副会頭を務めており、豊富な経験から次期会頭に推す声が上がっている。ほかに立候補の動きはなく、10月30日の臨時議員総会で正式決定する見通し。次期会頭の任期は11月1日から3年。
会頭選は10月9日に告示され、同14日に届け出が締め切られる。
滝田氏は郡山市出身。安積高、学習院大法学部卒。常議員を経て16年から会頭を務めている。日本医薬品卸売業連合会常任理事などを歴任した。
今泉氏は郡山市出身。安積高、日大経済学部卒。常議員などを経て副会頭に就いた。市国際交流協会長なども務めている。