女性初のエベレスト登頂などで知られた登山家の故田部井淳子さん(三春町出身)が、2014年から15年に書いたエッセーをまとめた一冊。世界の山々を巡った体験、登山を通じて知り合った友人や家族への思い、がんに伴う余命宣告などについて幅広く記している。 記録達成や自分の限界を試すことなどを目的とせず、見たことのない景色を見たい「登山愛好者」を自称していた田部井さん。軽やかな筆致で、雨に降られても独特...
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