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浪江に海外インフルエンサーを招待 請戸ものや大堀相馬焼に触れる

2025/09/16 08:35

会食で生産者らと交流しながら浪江の食の魅力を味わったルーさん(左)。「生産者の思いも含めて発信したい」と語った
会食で腕を振るった中村シェフ。浪江フェアでは特別コースを提供する

 浪江町は、台湾とタイの海外インフルエンサーを町内に招き、生産者との会食イベントや産地体験を行った。参加した東京都在住で台湾人インフルエンサーとして人気の「強運少女RU(ルー)」さんは「生産者らの思いに触れ、浪江の魅力に引きつけられた。その思いを発信したい」と感想を語った。

 町内の請戸漁港で水揚げされる水産物「請戸もの」や伝統工芸品大堀相馬焼などの魅力を国内外に発信し、消費拡大につなげようと実施。ルーさんのほか、タイのインフルエンサー「Beam Sensei(びーむ先生)」が参加した。

 2、3日の日程で行われ、2日は町内の鈴木酒造店や柴栄水産、ランドビルドファームを見学。夜にはインフルエンサーの2人が古民家を活用した施設「和座」で生産者と交流しながら請戸もののスズキやヒラメ、地元の農産物を使った料理を味わった。料理の提供はフレンチレストラン「ラ・ボンヌターブル」(東京都)の中村和成シェフが担った。

 3日は大堀相馬焼の窯元「陶吉郎窯」で陶芸体験などを行った。今後、インフルエンサーの2人はユーチューブなどで会食イベントの様子などを発信する予定。

 10月に東京で浪江フェア

 浪江町は10月1~31日、食の魅力発信を目的に「ラ・ボンヌターブル」など東京都内の3店舗で浪江フェアを開催する。生産者の思いを受け取ったトップシェフたちが各店で特別コースを提供する。

 浪江町を訪れた中村和成シェフは「請戸ものをはじめ、食材のレベルの高さに驚いた。浪江の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と来店を呼びかけた。

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