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ラビスパ裏磐梯の廃止可決 北塩原村、12月に利活用方針説明へ

2025/09/27 08:20

 北塩原村議会は26日、臨時会を開き、昨年1月から営業を休止している温泉リゾート施設「ラビスパ裏磐梯」の廃止に関する条例案を賛成多数で可決した。施設については、事故が起きた際の責任の所在などを踏まえ、売却か譲渡が妥当とした。村は今後、施設の利活用に関して民間事業者と交渉し、12月定例会で方向性を説明する方針。

 村は当初、施設を修繕する予定だったが、費用が約10億円かかる上、利用者の増加も見込めないことから「修繕に多額の費用をかけるより、人口減少対策などの喫緊の課題解決を急ぐ」として、廃止に転じた。これに対し、議会から「廃止の議論や廃止後の具体案が示されていない」などの意見が上がり、条例案の否決や取り下げが続いていた。

 村によると、施設はサケの養殖をする事業者が利活用を希望しているが、固定資産税の負担から、無償貸与を希望している。そのため、別の事業者との交渉や施設の解体も視野にあるという。

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