福島県伊達市議会は25日、9月会議の最終本会議で、過去の一般質問で事実と異なる不適切な発言をしたとして、佐藤栄治議員(62)への辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。佐藤議員への辞職勧告決議案の可決は2回目。
同決議に法的拘束力はなく、佐藤議員は「名誉毀損(きそん)などで訴える」と述べ、議員を続ける意向を示した。
市議会事務局によると、佐藤議員は市議会6月会議の一般質問で、農地法の運用に関し「『調剤薬局の設置は第1種農地であっても例外的に認める』などという答弁を県農業担い手課からもらっている」などと事実に基づかない発言をした。