福島県会津若松市の鶴ケ城が2日、6年ぶりにプロジェクションマッピングで彩られ、幻想的な雰囲気に包まれた。天守閣の再建60周年を記念した企画で、3~5日の本格開催を前に先行公開された。
国内外でプロジェクションマッピングの演出を手掛ける一旗(ひとはた)(名古屋市)による「鶴ケ城ナイトウォーク実行委員会」の主催、市の共催、一般財団法人会津若松観光ビューローの協力。
今回の題材は桜や会津の伝統文化。美しく咲き誇る桜をはじめ、会津塗や会津絵ろうそく、会津で活躍した絵師雪村周継の絵画を表現したデジタルアートが次々と映し出された。
制作に携わった一旗のディレクター中川和さん(23)は「かっこよく、歴史ある鶴ケ城で制作するのは夢だった。こだわって仕上げた作品。喜んでもらえたらうれしい」と話した。
3~5日の投影時間は午後6時~同9時。観覧無料で、事前申し込みは不要。