第51回アマ将棋王座県大会は5日、福島市で開かれ、渡辺久記(ひさき)五段(55)=ふくしま支部=が2年ぶり6度目の優勝を飾った。藤田碧之助(こうのすけ)四段(18)=郡山支部=が準優勝、菅野倖聖三段(12)=ふくしま支部=が3位だった。
日本将棋連盟県支部連合会、福島民友新聞社の主催。各支部の代表戦を勝ち抜いた32人がトーナメントで競った。決勝は終盤までねじり合いの攻防が繰り広げられたが、渡辺五段が抜け出して競り勝った。
渡辺五段は「若手が多く、負けられないと思った。慎重さと大胆さを使い分けられたことが勝因」と振り返った。藤田四段は「勝ち筋が思い付かず、力負けしてしまった。次は渡辺五段に勝てるようになりたい」と語った。