奈良采女(うねめ)祭に参加する福島県郡山市の親善使節団は5日、奈良市に到着した。東大寺などを視察後、采女神社での前夜祭「采女祭・宵宮(よいみや)祭」に参列し、奈良市や祭りの歴史に親しみながら、両市の関係者が親交を深めた。
使節団は団長の椎根健雄市長をはじめ、近内利男市議会議長、菅野豊市観光協会長、鹿又進うねめ供養祭実行委員長、第61代ミスうねめの赤井茉理奈さん、高橋凜さんら計16人。7日まで奈良市に滞在し、6日は奈良采女祭に参加する。
奈良市主催の歓迎会では仲川げん市長らが使節団を歓迎。郡山市の椎根市長は「奈良市のおもてなしの心を学び、両市が歴史を紡ぎ合って未来へと進んでいきたい」とあいさつした。
使節団は東大寺や興福寺を見学。采女神社では椎根市長が宵宮祭の神事で玉串をささげ、ミスうねめらが絵馬を奉納した。