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小野高、19日に最後の文化祭 生徒会メンバー「記憶に残るものに」

2025/10/10 08:30

文化祭の準備を進める(左から)根本さん、渡辺さん、吉田さん

 来年度統合の小野高(小野町)は19日、同校として最後の文化祭「柏葉(はくよう)祭」を開く。在校生や卒業生によるメッセージボードの展示を企画するなど、生徒会を中心に歴史ある学びやへの思いを共有できる場となるよう準備を進めている。

 1942年、田村農蚕学校として創立した小野高は船引高(田村市)と統合し、来年度からあぶくま柏鵬高として開校する。統合後も2年間は現校舎を活用するが、船引高の校舎が本校舎となる。

 本年度は3年に1度の公開文化祭の年で、お化け屋敷やカフェなどクラスごとの催しのほか、在校生85人と教職員が願い事を書いた短冊をつるすアンブレラスカイ、消しゴムはんこのスタンプラリーといった企画を行う。また多くの卒業生や地域住民に足を運んでもらおうと、同校の歴史を振り返る資料やパネルの展示コーナーを設ける。

 さらに地元の事業所や田村圏の商工会青年部も協力し、多数の出店が並ぶ。準備に励む新旧生徒会メンバーの吉田希さん(3年)、根本偲月(しずく)さん(同)、渡辺結愛さん(2年)は「生徒が楽しんで、地域の方々にとっても記憶に残る最後の文化祭にしたい」と話し、来場を呼びかけている。時間は午前10時~午後2時半。

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