任期満了に伴う泉崎村長選は14日告示され、無所属で現職の箭内憲勝氏(71)=1期=のほかに立候補の届け出はなく、箭内氏が無投票で再選を果たした。無投票になるのは2017年以来、8年ぶり。
箭内氏は1期4年の実績を踏まえ、JR泉崎駅東口の開発や村道の拡幅、県道母畑白河線のバイパス化実現をはじめとする大規模事業の推進などを訴えた。
当選証書付与式は20日午前10時から、村役場で行われる。任期は11月1日から4年。
堅実な村政運営、信任
泉崎村長選は、現職の箭内憲勝氏(71)が、8年ぶりの無投票で再選を果たした。豊富な行政経験に基づく堅実な村政運営が、有権者から信任を得た形となった。
箭内氏は6月議会の一般質問で再選出馬を表明。村長就任後、財政再建期間に手付かずとなっていた道路補修や環境整備に取り組んだほか、村内の巡回バスを増便させるなど村民の要望を広く村政に反映させてきた。1期目の実績が評価され、新人同士の一騎打ちだった2021年の前回から一転し、対立候補の名は最後まで挙がらなかった。
村はJR泉崎駅東口開発や、原・踏瀬長峯両地区の大規模ほ場の整備など大型事業を抱える。事業を軌道に乗せるには財源確保が重要となる。箭内氏の2期目の手腕が問われる。