バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)東地区の福島ファイヤーボンズは18日、ホームの宝来屋ボンズアリーナで西地区の鹿児島を80―76で下し、2022―23シーズンに7連勝で記録して以来、3季ぶりの4連勝を飾った。通算成績は5勝1敗で、順位は東地区7チーム中2位。
福島は次戦の19日も同会場で鹿児島と対戦する。午後1時35分開始予定。
【経過】福島は第1Q、2本の3点シュートなどで10点をリード。第2Qは相手の好守を前に攻めあぐね1点差まで迫られたが、第3Qに再び10点差とした。第4Q終盤に攻め込まれ鹿児島に逆転を許したが、マニゴールトのシュートですぐに勝ち越し、そのまま逃げ切った。
残り40秒、逆転シュート
最終盤に劇的な展開が待っていた。最終第4Q終盤に逆転され絶体絶命のピンチに陥ったが、残り40秒でケニー・マニゴールトが起死回生の2点シュート。チームを勝利に導き、「自分のやりたいプレーを続けた結果、いつも通りのシュートを打てた」とうなずいた。
前半を1点リードで折り返すと、第3Q終了時には差を10点に広げ、勝利は目前のはずだった。しかし第4Qに入ると相手に連続得点で徐々に点差を縮められていった。残り2分で同点とされ、さらに3点シュートで逆転を許し、苦しい展開となった。
残り時間が少なくなる中、互いに点を取り合いスコアは75―76。ここでゴール下に攻め込んだマニゴールトが、相手ディフェンスをかわしてシュート。「自信を持って打てた」と放ったボールはリングに吸い込まれ、チームに勝ち越しの2点を加えた。
3季ぶりの4連勝で勢いに乗る福島。翌日の試合に向けてマニゴールトは「ボールを動かし続け、相手のプレッシャーに負けない。自分たちのゲームプランを続ければ勝てる」と自信をのぞかせた。