バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)東地区の福島ファイヤーボンズは5日、ホームの宝来屋ボンズアリーナで同地区の横浜EXに74―83で逆転負けし、今季初黒星を喫した。
通算成績は1勝1敗で、順位は東地区7チーム中4位。来季からの新リーグ移行に伴い、今季は勝敗による昇降格はない。
福島は次戦の11日、アウェーの照葉積水ハウスアリーナ(福岡市)で西地区の福岡と対戦する。午後2時5分開始予定。
【経過】福島は第1Q、相手の攻撃を2点シュート6本にとどめ、11点をリード。第2Qはマニゴールトや中野の3点シュートなどで前半を39―34で折り返した。しかし第3Q、相手に3点シュートを5本決められるなどして一気に逆転された。第4Qはフィールドゴールを3本に抑えられ、反撃できなかった。
守備乱れた第3Q
9季ぶりの開幕2連勝を目指した福島だったが、後半の大量失点が響いて逆転負け。相手がけがで主力外国籍選手を2人欠く中で手痛い敗戦となった。ライアン・マルシャンヘッドコーチ(HC)は「有利な状況で勝利できず悔しい。第3Qの32失点は取られすぎだった」と試合を振り返った。
新しくなった本拠地で勝利した開幕戦の勢いそのままに前半は5点をリード。しかし、第3Qから流れが一変した。ゴール下や外からのシュートを次々と決められ、簡単に逆転を許した。ポイントガード笠井康平は「無駄にボールを奪いに行き、簡単なシュートを打たれてしまった」と反省する。
第4Qに10点をリードされ、チームは3点シュートが武器のシューティングガード中野司を投入。一気に詰め寄りたいところだったが、ガード陣を徹底的にマークする相手の守備に中野、笠井らは苦しい体勢でのシュートを強いられ、ボールはリングにはじかれた。
チームは今季、相手に対策された上での同一カード2戦目の勝率リーグ1位を掲げているが、出鼻をくじかれる形となった。中野は「それぞれが今日の試合で学ぶことはあった。それをしっかり出していきたい」と次節での連勝を誓った。