福島県須賀川市伝統の火祭り「松明(たいまつ)あかし」は8日、同市の翠ケ丘公園五老山をメイン会場に繰り広げられる。本番を前に参加団体による本松明が立てられ、会場設営が進んでいる。市などでつくる実行委員会の主催。
今年は大松明を人力で運んで建立する「大松明行列」の実施は見送られる。担ぎ手の確保が難しいことなどが理由。露店の出店エリアは松明通りへ変更となる。
前夜祭として7日午後6時から、同市の岩瀬八幡神社で慰霊会「八幡山衍義(えんぎ)」が開かれる。
8日午後1時からは、市民交流センター「テッテ」や松明通りなどで小松明の制作や甲冑(かっちゅう)武者との記念撮影、戦国鍋(豚汁)の振る舞いなどが行われる。同2時ごろから、須賀川一中の生徒が作った松明が出発し、松明通りなどで披露される。同6時から五老山特設ステージで松明太鼓を演奏し、大松明に点火される。
問い合わせは市観光交流課(電話0248・88・9144)へ。
