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デブリ採取成功から1年、廃炉の難しさ露呈 本格取り出しは37年度以降に

2025/11/08 12:45

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2024年11月に初めて成功した試験的取り出し。爪形の器具でデブリをつかみ、容器に移した(東電提供)
2回目の試験的取り出しで、デブリを入れた運搬用の箱をコンテナに収納する様子=4月(東電提供)
大型カバーの屋根の設置工事が始まった1号機(東電提供)

 東京電力福島第1原発から、溶け落ちた核燃料(デブリ)取り出しに初めて成功してから7日で1年となった。「廃炉の最難関」とされる本格的取り出しに向けた大きな一歩となったが、繰り返されたトラブルは廃炉の難しさも露呈した。採取したデブリの詳細な分析が進む一方、3号機からの本格的な取り出しの着手時期は遅れる見通しとなるなど、新たな段階を迎えた廃炉の道筋はなお不透明だ。 人的ミスや機器トラブル相次ぐ  ...

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