バレーボールSVリーグ女子のデンソーエアリービーズは15日、ホームの埼玉上尾に2―3で逆転負けし、3連敗となった。通算成績は4勝7敗で、順位は14チーム中10位。
デンソーは次戦の16日も同会場で埼玉上尾と対戦する。午後1時5分開始予定。

【評】デンソーは中盤以降に攻守がかみ合わず、2セット先取してから連続で3セットを落として逆転負け。序盤はロザマリアやサブリーナのサイド攻撃に加え、柳が中央からのアタックで得点を重ねた。しかし、連係ミスなどで徐々に劣勢となると、攻撃も単調になり、そのまま立て直せなかった。
「あと1点」から悪夢
ストレート勝ち目前で歯車が狂った。2セットを先取して迎えた第3セット。24―21としたところでミドルブロッカー(MB)柳千嘉がトスをしようとして味方選手と接触し、失点。そこから4連続失点でセットを取り返されると、そのまま無念の逆転負けとなった。
1月に入団したばかりの高卒新人の柳。入団後に本格的に取り組んだ速攻がこの試合でさえた。両サイドの攻撃に加え、柳の中央から鋭いスパイクで順調にセットを連取した。
しかし、第3セット終盤以降は劣勢となった焦りからか攻撃がサイドに偏り、攻撃が単調に。最終第5セットで相手のマッチポイント。相手のライン際へのアタックはアウトの判定となったが、ビデオ判定で覆り、敗戦が決まった。柳は「終盤、自分へのトスの供給が減った。もっと信頼がないといけない」と悔やんだ。
