「秋の喜多方・長床ウオーク2025」は15日、喜多方市で開かれた。クマの目撃の影響でコースが変更となり、最大の見どころだった新宮熊野神社の国指定重要文化財「長床」は通らなかったが、参加した約250人は秋晴れの中、蔵のまち喜多方を歩いて堪能した。
クマによる人身被害を防ぐため、里山周辺を通る8キロと12キロの2コースとも6キロの市街地コースに変更した。一部誘導員はクマ鈴を携帯したほか、参加者にもクマ鈴の持参を呼びかけて開催した。
塙町から参加した男性(72)は「長床に行けなかったのは残念だが、天気が良く、蔵のまちをゆっくりと眺められて良かった」と満足げに語った。
実行委員会の主催、新宮地区重要文化財保存会、喜多方市、市教委、JR東日本喜多方駅、福島民友新聞社の共催。
