県は18日、矢吹町西長峰で14日に回収したオオハクチョウ1羽の死骸について、環境省の検査で感染力が高い高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。県内での感染確認は今季初めて。
死骸は14日に町民が見つけ、県に通報した。環境省は18日、発見場所から半径10キロを野鳥監視重点区域に設定していて、県南地方振興局や周辺10市町村が監視を強化する。12月12日まで新たな感染が確認されなければ指定は解除される。
鳥インフルエンザウイルスは通常、人には感染しないと考えられている。県は、死んだ野鳥を見つけた場合には素手で触らず、同じ場所に多くの野鳥が死んでいた場合には県や市町村に連絡するよう呼びかけている。
