30日午後4時10分ごろ、福島市森合字道端の市道で道路を横切るクマを見たと通行人の50代男性から福島署に通報があった。周辺の同市中心部では11月28日夜からクマの目撃が相次いでおり、福島署では複数台のパトカーで出没に注意を呼びかけながら巡回するなど警戒を強化。1日以降もパトロールを続ける。
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同署によると、クマは体長約1メートル。道路を横断し、山の斜面を登っていったという。現場は信夫山のふもとで県立美術館そばの市道。付近には住宅街のほか、福島工高がある。同署は「クマを寄せ付ける物を家の外に置かず、戸締まりに気を付けてほしい」と呼びかけている。
周辺では11月29日午前、同市森合のガード下周辺で目撃情報があったほか、同日夕にはクマと阿武隈急行線普通列車が衝突する事故もあった。同署はクマが同日に目撃された個体と同一かは不明としている。
