会津若松市の鶴ケ城で3日、正月に城の登閣者に配布する縁起物「飯べら」の焼き印押し作業が始まった。会津若松観光ビューローの職員や鶴ケ城ボランティアガイドが電気ごてを使い、来年の干支(えと)「午(うま)」と「鶴ケ城天守閣」の焼き印を押し、新年の準備を進めた。
鶴ケ城の天守閣が再建された60年前から続く作業で、「福をめしとる」「敵をめしとる」という言葉に家内安全や無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)などの願いを込めて作製している。
同ビューローの秋元菜々さんは「毎年楽しみにしてもらっており、笑顔が多い年になるよう願いを込めて作業している。ぜひお城にも足を運んでほしい」と話した。
5000本限定で配布する予定で、配布時間は元日が午前0時~同2時半と午前8時半~午後5時、1月2、3日が午前8時半~午後5時。
