小泉進次郎農相は5日、農林水産省内で輸出向けの冷凍すしを試食した。政府はコメの増産方針にかじを切っており、和食ブームに沸く海外需要に応じて輸出を促進する。国内加工によって付加価値を高めることで農家の手取り向上も狙う。
試食には7社が参加。小泉氏は試食を通じて冷凍技術や味をPRする。
すしは海外で浸透するものの、現地で収穫したコメが使われている店もある。農水省は簡単に本場の味を食べられる冷凍で輸出し、現地の店舗や家庭などさらなる普及が図れると見込む。
政府はコメ・パックご飯・加工米飯・米粉などの輸出額について2024年の136億円から30年に922億円へと約7倍に引き上げる目標を掲げる。