補助金が限られ財政難の岡山朝鮮初中級学校(岡山県倉敷市)が、老朽化したトイレを改修するためクラウドファンディング(CF)で支援を募っている。専用サイト「コングラント」で15日まで。秋剛鎬校長(49)は「これを機に朝鮮学校で学び、同じ社会で暮らす子どもの存在を知ってほしい」と話す。
同校では幼稚園児と小中学生の計66人が学ぶ。1970年にできた2階建て校舎のトイレの改修には、1階部分だけでも616万円が必要。ただ、朝鮮学校は国の施設改修の補助適用外で、7月にCFを始めた。
これまで国内外から寄付が集まり、秋校長は「子どもたちの励みになっている」などと語る。