東京電力は12日、再稼働を目指している新潟県の柏崎刈羽原発6号機で、予備電源の一つであるガスタービン発電機が試運転時に停止し、使用できなくなったと発表した。外部への影響はない。保安規定で定める「運転上の制限」から逸脱したと判断し、原子力規制庁に報告した。
東電によると、12日午後2時ごろ、社員が試運転をした際に自動停止し、使用できなくなった。原因を調査している。別の予備電源である非常用ディーゼル発電機は起動できることを確認した。
東電は6月、柏崎刈羽原発7号機の再稼働を先送りし、6号機優先に転換すると発表。再稼働に向け、技術的な準備を進めている。