店長として勤めていた熊本市内のコンセプトカフェで昨年3月、当時19~21歳のアルバイトの女性3人を刺殺しようとしたとして、殺人未遂罪などに問われた奈良公明被告(31)の裁判員裁判で、熊本地裁(中田幹人裁判長)は17日、求刑通り懲役20年の判決を言い渡した。
起訴状によると、昨年3月22日午前9時15分ごろ、同市中央区の繁華街にある店内で、刃渡り約16センチの包丁を2本両手に持ち、殺意を持って女性らの首や腹、顔などを多数回突き刺し、重傷を負わせたとされる。
弁護側によると、被告は青森県出身で、システムエンジニアとして働いた後、現場のカフェなど2店で店長を務めた。