7月にヒグマ襲撃による死亡事故が発生した北海道福島町が、町内で使える1万円の商品券を全住民3312人に配ることが17日、分かった。町によると、事故発生後、飲食店が営業時間を短縮するなどして売り上げに影響したといい、町内経済の活性化を図る。
関連の一般会計補正予算案が16日に町議会で可決。商品券は10月中旬に配布する予定で、来年2月末まで飲食店など約130店で使える。このほか、宿泊関係など15業者にも10万円ずつ支援金を出す。
町の担当者は「ヒグマ被害で繁忙期の町の経済は大打撃を受けた。一日も早く通常の生活を取り戻してほしい」と話した。