自民党総裁選に出馬する小泉進次郎農相は21日、派閥裏金事件に関係した議員を政府や党の要職に起用する考えがあるかどうかを記者団に問われ、含みを残した。「一生活躍する機会がないことが果たして本当に良いのかと率直に思う」と千葉県船橋市で述べた。
裏金事件に伴う自民への不信感は依然根強いと認めつつ、昨年の衆院選や7月の参院選で当選した関係議員もいると強調。「誰も取り残さないような一致結束した姿を見せていく。どのような形が一番理解を得られるのか、私なりに考えていきたい」と語った。
小泉氏は20日の出馬会見で、党再建に向け、年功序列や当選期数にとらわれない人事を掲げた。