静岡県牧之原市は21日、台風15号の通過に伴う竜巻や大雨による住宅の全壊が20日時点で34棟に上ると公表した。市は20日から、仮設住宅入居や支援金受給などに必要な罹災証明書の交付を始めており、申請のあった住宅の損壊程度を調べる被害認定調査で明らかになった。
罹災証明書の申請は21日午後1時時点で1177件あり、20日までに3割以上の386棟を調査。全壊34棟のほか、大規模半壊20棟、中規模半壊29棟、半壊48棟と判定した。市は10月上旬までに調査を終える方針。
市は被災直後、災害救助法適用のため被害状況を目視で確認し、全壊1棟、半壊149棟、一部損壊976棟としていた。