【北京共同】中国の習近平国家主席は23日、新疆ウイグル自治区成立から今年で70年となるのを祝う行事に出席するため、同自治区ウルムチを訪問した。中国の最高指導者が同自治区成立の祝賀行事に出席するのは初めて。国営通信新華社が報じた。
欧米諸国は少数民族ウイグル族の人権が侵害されていると非難しており、習氏自ら行事に出席することで自治区の発展や共産党統治の正統性をアピールする狙いがある。最高指導部の党政治局常務委員7人のうち序列4位の王滬寧・人民政治協商会議(政協)主席と5位の蔡奇・党中央弁公庁主任が同行した。
習指導部はウイグル族への抑圧的な統治をテロ対策として正当化している。