• X
  • facebook
  • line

茂木氏の閣僚起用案が浮上 高市自民総裁、7日に執行部発足

2025/10/06 12:05

 4日、自民党総裁選後の両院議員総会で手を取り合う茂木前幹事長(右)と高市総裁=東京・永田町の党本部

 自民党の高市早苗総裁の首相就任後に予定される組閣で、総裁選を争った茂木敏充前幹事長を閣僚に起用する案が浮上した。関係者が6日明らかにした。高市氏は6日も、党政調会長や総務会長ら党四役人事の検討を続けた。7日午前に総務会と役員会を開き、新執行部を発足させる方針だ。

 茂木氏は総裁選の決選投票で、自身を支援する旧茂木派の衆院議員らに高市氏支持を伝え、高市氏勝利に貢献したとされる。副総裁への起用案が浮上している麻生太郎元首相とも良好な関係を築いており、要職起用によって政権運営の安定化につなげる狙いがある。

 関係者によると、総裁選で高市氏を支援した旧安倍派の萩生田光一元政調会長について、党の要職起用が取り沙汰されている。

 総裁選に立候補した小泉進次郎農相や、林芳正官房長官、小林鷹之元経済安全保障担当相も党役員や閣僚などに起用する方向で調整している。

 高市氏は党運営全般を取り仕切る幹事長に麻生派の鈴木俊一総務会長を充てる方針を固めた。旧茂木派の木原稔前防衛相を要職に充てる案も浮上している。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line