大相撲の秀ノ山部屋にエストニア出身の力士志望者が入門したことが6日、分かった。ザドロズノイ・アナトーリ(18)は8月下旬から部屋で生活しており、研修期間を経て来年中の初土俵を目指している。実現すれば元大関把瑠都以来3人目の同国出身力士となる。
アナトーリはレスリングや柔道も経験し、相撲は12歳から始めた。180センチ、124キロで世界ジュニア選手権の出場経験があるという。元把瑠都のカイド・ホーベルソン氏の紹介で入門し「大相撲は土俵入りなどの所作が美しく、日本の文化も素晴らしい。好きな力士は豊昇龍関と安青錦関」と話した。