横浜市中区の横浜中華街で10日、双十節(中華民国の建国記念日)の祝賀行事が開かれた。民族舞踊や祝賀パレードが披露され、太鼓や爆竹の音が鳴り響く中、華やかな獅子舞が無病息災を祈って練り歩いた。沿道は観光客などの拍手と歓声に包まれた。
主催団体によると、パレードには台湾系華僑や地元中学校の吹奏楽部員ら約千人が参加。実行委員長の虞港龍さん(70)は「年に1度の行事。これをしないと年が終われない」と話した。
約20年毎年来ているという横浜市の遠藤ナナ子さん(75)は「活気のある行事で今年も最高だった」と笑顔だった。
横浜中華街では、今月1日に中国の建国記念日「国慶節」を祝う行事も開かれた。