【北京共同】中国北京市で13日、世界女性サミットが2日間の日程で開幕した。女性と少女の人権保障をうたった1995年の「北京宣言」の採択から30年の節目に合わせた開催で、110余りの国や国際機関の代表らが出席。習近平国家主席が演説し、男女格差の解消に向け国連女性機関(UNウィメン)に今後5年間で計1千万ドル(約15億円)を寄付すると表明した。
習氏は「世界で(女性への)暴力や蔑視はなくならず、男女平等への道は遠い」と指摘。紛争、貧困地域の女性と子どもの保護や、女性への教育など支援を強化すべきだと訴えた。
習氏は人材育成のため中国に5万人の女性を招いて研修を行う方針も示した。