【サンパウロ共同】ボリビアで19日、左派アルセ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が実施され、選挙管理当局は暫定結果として、中道「キリスト教民主党」のロドリゴ・パス上院議員(58)が勝利したと発表した。約20年続いた左派政権からの交代が決まり、新政権は対米協調路線へ転換を図る見込みだ。
新大統領は11月8日就任予定で、任期は5年。ボリビア初となった決選投票は、2001~02年に大統領を務めた右派「自由と民主主義同盟」のホルヘ・キロガ氏(65)との争いになった。
有権者は約790万人。選管の開票予測によると、パス氏は得票率54・5%、キロガ氏は45・5%。