週明け20日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が急伸した。終値は前週末比1603円35銭高の4万9185円50銭と、初めて4万9000円台に達した。9日に付けた終値の最高値を更新した。次期首相に就任する見通しとなった自民党の高市早苗総裁の積極財政路線に期待が高まった。
取引開始後から大幅に上昇した。自民党と日本維新の会が連立政権の樹立で合意することが固まり、政局を巡る不透明感が薄まった。高市氏の経済政策が景気を押し上げるとの見方もあり、全面高の展開となった。
米中貿易摩擦への懸念が和らぎ、米国の地方銀行を巡る信用不安が後退したのも投資家心理を支えた。外国為替市場の円安ドル高は自動車メーカーなど輸出関連銘柄に追い風となった。
東証株価指数(TOPIX)は78・01ポイント高の3248・45。出来高概算17億9405万株。