大阪・関西万博に参加したヨルダンが、パビリオンに展示していた砂と鉱石を大阪府に寄贈することになり、万博記念公園(同府吹田市)で25日、展示物だったことを示す証明書の授与式が開かれた。府は本年度中に公園内で展示する予定で、モニュメントに加工して披露する方針。
寄贈されるのは、同国の砂漠地帯「ワディラム」の赤い砂数百キロと鉱石。政府代表代行のシファ・ズグールさんは式典に先立ち「万博のおかげでヨルダンと日本は近づいた」とあいさつした。
万博公園では関連の交流イベントも開かれ、千人超が列をなした。ヨルダンの砂に触って記念撮影したり、伝統料理に舌鼓を打ったりし、万博さながらの熱気がよみがえった。
