天皇陛下と長女愛子さまは26日、皇居で開かれた宮内庁楽部による秋季雅楽演奏会を鑑賞された。伝統装束に身を包んだ楽師が奏でる和琴や篳篥などの優雅な音色に聞き入り、拍手を送った。
日本古来の歌舞「久米舞」や大陸系の舞楽が披露された。眼鏡をかけて見入った愛子さまは、案内役に「衣装がきれいですね」と話し、楽器や舞の所作について質問をした。久米舞は2019年の「大嘗祭」に伴う祝宴「大饗の儀」で披露された演目で、陛下は「即位の時以来ですね」と述べたという。
宮内庁楽部の雅楽は国の重要無形文化財に指定され、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。
