週明け27日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅続伸し、取引時間中と終値で5万円を初めて突破した。高市政権の経済政策に期待した「高市トレード」が株高を演出する中、米中貿易摩擦激化への懸念が後退。前週末の米国株高も支えとなり、一気に大台乗せを達成した。市場では急ピッチの上昇に警戒感もあるが、半導体関連企業を中心とした好業績を背景に投資マネーが流入する構図が続いている。
10月に高市早苗氏が自民党総裁に選出されると上昇ペースが加速した。
27日の終値は前週末比1212円67銭高の5万0512円32銭。東証株価指数(TOPIX)は55・60ポイント高の3325・05で、取引時間中と終値の最高値をいずれも更新した。出来高は19億2747万株だった。
26日に米国の対中追加関税は回避されるとの見通しをベセント米財務長官が明らかにし、投資家の間に安心感が広がった。前週末の米国株式市場で主要な株価指数がそろって最高値を更新したことも追い風となった。
