薬物依存症からの回復支援施設「ダルク」の創立40周年を記念したフォーラムが27日、東京都内で開かれ、施設関係者や精神科医らが支援への決意を新たにした。実行委員長で、茨城ダルク代表岩井喜代仁さんは「苦しんでいる依存者はまだまだいる。実践を続ける中で変化していくダルクを見守ってほしい」と語った。
ダルクは、自身も依存症だった故近藤恒夫さん=2022年死去=が、共同生活などを通じて薬物依存からの回復を目指す日本初の民間施設として1985年に立ち上げた。現在は全国に60以上の施設がある。
近藤さんと親交があった山梨ダルク代表佐々木広さんが登壇し「生きる役割を与えてもらった」としのんだ。
