茂木敏充外相は7日の記者会見で、先進7カ国(G7)外相会合に出席するため、11~13日の日程でカナダを訪問すると発表した。G7会合への出席は高市内閣で外相に就任してから初めて。ロシアが侵攻するウクライナへの支援や、パレスチナ自治区ガザ情勢が主要議題となる。
茂木氏は会見で「国際情勢が厳しい中、価値や原則を共有するG7が結束し、自由で開かれた国際秩序の実現に向けて対応することが重要だ」と強調した。
外相会合では、中国の経済的威圧や海洋進出をにらみ、中国が圧倒的シェアを持つレアアース(希土類)のサプライチェーン(供給網)強化や、海洋安全保障分野での連携も確認する。
