国民民主党の経済対策案が判明した。成長戦略に取り組んで「増税なき税収増」を実現し、2035年に名目国内総生産(GDP)を1千兆円に増やす目標を掲げた。物価高対策では、所得税が生じる「年収の壁」を178万円に引き上げ、手取りを増やすと強調した。関係者が11日、明らかにした。玉木雄一郎代表が12日にも高市早苗首相と面会して手渡す方針だ。
財政健全化指標の基礎的財政収支(プライマリーバランス)に関しては、黒字化目標の見直しを提唱した。玉木氏は11日の記者会見で「単年度で達成する目標は見直すべきだ」と述べ、数年単位で達成状況を確認する方針を示している首相に同調した。
