前橋市の小川晶市長(42)が市職員の既婚男性とラブホテルで複数回面会した問題を受け、自民系最大会派を含む市議会7会派は13日、市長が辞職しない場合、27日に招集される議会定例会初日を念頭に、不信任決議案を提出する方針を小川氏に申し入れた。申し入れ書には「市政の正常化には、小川氏の辞職が不可欠だ」と記した。
小川氏は「市民の声を聞きながら、あらゆる可能性を考慮して判断していきたい」と述べるにとどめた。7会派の所属議員は計32人で、定数38人(欠員1)の8割以上。議会に不信任決議案が提出された場合、可決となる可能性が高い。
申し入れ後、最大会派「前橋高志会」の小曽根英明幹事長は「市議32人の総意だ。これ以上市のイメージを壊さないことが一番大事だ」と述べた。
小川氏は27日招集の市議会に、市長給与を5割減額する関連条例案を提出する意向。これに関し、高志会と第2会派の前橋令明、共産党、公明党の4会派の代表者は記者団に否決する方針を示した。4会派で過半数を占めており、否決の公算が大きい。
