【モスクワ共同】カザフスタンのトカエフ大統領が12日、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談し、両国を「包括的戦略パートナーシップおよび同盟関係に移行する宣言」に署名した。トカエフ氏は6日に米ワシントンでトランプ大統領と会談したばかり。対ロ関係を重視するカザフは、米国への接近を警戒するロシアの懸念に配慮したバランス外交を展開した。
トカエフ氏はプーチン氏と会談後の共同記者会見で「カザフはロシアの繁栄に心から関心がある」と表明。プーチン氏を「世界的な政治家として尊敬している」と称賛し、ウクライナ侵攻で対ロ制裁を科す米欧と一線を画す姿勢を強調した。
