1995年に発生した阪神大震災の復興支援に対する「感謝と友情」をテーマにした神戸マラソンが16日、神戸市などで開かれた。13回目となる今年はコースが大きく変更。参加した約2万人が震災から再生した街並みを快走した。
ランナーは復興の象徴のヒマワリを表した黄色の手袋を着け、午前9時ごろの号砲を合図に神戸市役所前を出発した。沿道からの応援を背に、震災で大きな被害に遭った同市長田区などを通過。新しい折り返し地点となった風光明媚な大蔵海岸(兵庫県明石市)付近を通り、ゴールの神戸ハーバーランドに到着した。
参加した神戸市の会社員串馬豪紀さん(52)は、「復興を実感しながら走りたい」と意気込んだ。
