北朝鮮による拉致問題で、国連人権理事会の作業部会が北朝鮮に安否確認を求める拉致被害者らのリストに、新潟県出身の大沢孝司さん=失踪当時(27)、中村三奈子さん=同(18)=ら拉致の可能性が否定できない「特定失踪者」12人を追加したことが16日、「特定失踪者問題調査会」への取材で分かった。
調査会によると、リストに追加された大沢さん、中村さん以外の10人については「作業部会に取り扱いを確認中」として、明らかにしていない。
大沢さんの兄昭一さん(89)は15日、新潟市で開かれた集会でリストへの追加に触れ、日本政府に「特定失踪者救出のため、今後いっそうの努力をお願いする」と話した。
