【北京共同】中国メディアは17日、中国で予定されていた「クレヨンしんちゃん」シリーズ最新作など日本映画2作品の公開が当面見合わせとなったと報じた。配給会社の関係者の話として伝えた。中国は高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁に猛反発しており、エンタメ分野にまで対抗措置を拡大させた可能性がある。
2作品は、12月6日に公開予定だった「映画クレヨンしんちゃん 超華麗! 灼熱のカスカベダンサーズ」と、今月22日公開予定の映画「はたらく細胞」。関係者によると、17日午後に「通知」を受けた。新たな上映時期は不明という。
中国では14日にアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の上映が始まったばかりで、17日までの興行収入が計4億元(約87億円)に迫る大ヒットとなっている。劇場関係者は鬼滅の刃については当局などの指示はないとしているが、インターネット上では打ち切りを懸念する声が出ている。
